国際規格に基づくソフトウェア品質の測定評価と認証セミナー (2019年4月19日)

システムおよびソフトウェアの品質要求および評価の国際規格 ISO/IEC 25000 SQuaREシリーズの概要と大幅改訂、その応用として品質定量評価枠組みWSQB/WSQF、ならびに、品質認証制度PSQ認証の大幅改定を一度に詳しく解説します。

早稲田大学ではIPA 委託事業としてISO/IEC/JTC1 SC7/WG6 国内関係者やコンピュータソフトウェア協会ほかと連携し、SQuaREシリーズを具体化してソフトウェア製品やクラウドサービスの品質を網羅的に定量評価する枠組みを開発し、国内20製品超へ適用しました。その結果は国際的にも評価され、世界最難関の国際会議 ACM/IEEE ICSE 2019 に採択されるともに、より使いやすさを向上させる形で枠組みを改訂中です。本セミナーでは改訂中の枠組みと、枠組みの新たな活用事例を詳しく解説します。

加えて本セミナーではSQuaREシリーズの大きなニュースとして、2020年に向けた大幅な改訂状況、ならびに、SQuaREシリーズに基づくソフトウェア品質認証制度PSQ認証のPSQ-Lite, Standard, Premiumへの大幅リニューアル・拡充について詳しく解説します。参加費無料です。ぜひご参加ください。

共催: 情報処理学会 情報規格調査会JTC 1/SC 7専門委員会、文部科学省社会人教育事業enPiT-Pro スマートエスイー、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)、早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
後援: 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
日時: 2019年4月19日(金)18:00-20:00(予定)
場所: 早稲田大学グリーンコンピューティング研究開発センター 1階 セミナー室(東京メトロ 東西線・早稲田駅)
参加費: 無料
参加申込: こちらの connpass ページから事前にお申し込みください。

18:00-18:05 オープニング

18:05-18:30 SQuaREシリーズの概要および大幅リニューアル状況
早稲田大学 名誉教授 東基衛・日本電気株式会社 JTC1/SC7/WG6コンビーナ 込山俊博

システムおよびソフトウェアの品質要求および評価の国際規格であるSQuaREシリーズの概要および2020年に向けた大幅リニューアルの状況を、同シリーズのプロジェクトエディタならびに国際WG議長(コンビーナ)より詳しく解説します。

18:30-19:05 SQuaRE に基づくソフトウェア品質評価枠組みと品質実態調査
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長 鷲崎弘宜

国際規格 ISO/IEC 25000 SQuaREシリーズを具体化してソフトウェア製品やクラウドサービスの品質を網羅的に定量評価する枠組みWSQB/WSQFを、早稲田大学がIPA 委託事業として ISO/IEC/JTC1 SC7/WG6 国内関係者やコンピュータソフトウェア協会ほかと連携して開発し、国内20製品超への適用結果をまとめました。その結果は国際的にも評価され、世界最難関の国際会議 ACM/IEEE ICSE 2019 に採択されるともに、より使いやすさを向上させる形で枠組みを改訂中です。本講演では、枠組みの使い方や品質評価の方法について解説するとともに、20製品超の適用で得られた品質ベンチマークをご紹介します。

(参考: ニュース「世界初となる総合的なソフトウェア製品品質実態定量化と評価枠組みの確立」)。

19:05-19:30 品質認証制度 PSQ 認証の大幅拡充
コンピュータソフトウェア協会 鈴木啓紹

SQuaREシリーズに基づくソフトウェア製品およびクラウドサービスの品質認証制度PSQ認証が、PSQ-Lite(簡易認証)、PSQ-Standard(評価機関によるドキュメントでの第三者認証)、PSQ-Premium(独立評価機関による実機検証での第三者認証)の三種類へと大幅リニューアル・拡充されましたので、その仕組みやメリットについて詳しく解説します。

19:30-19:55 SQuaRE/PSQ認証 実践および活用事例紹介
富士通グループほか(予定)

企業におけるSQuaREシリーズや品質評価枠組み、PSQ認証等の品質評価や改善への活用事例を紹介します。

19:55-20:00 クロージング


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