情報処理学会論文誌に採択「DePoT: Webアプリケーションテストにおけるテストコード自動生成テスティングフレームワーク」

坂本一憲,青井翔平, 鷲崎弘宜,深澤良彰, “DePoT: Webアプリケーションテストにおけるテストコード自動生成テスティングフレームワーク”, 情報処理学会論文誌, 2015. (to appear)

Web アプリケーションは大規模化に伴いテストコードの作成コストが増大している上,Web アプリケーションは仕様変更が頻繁で,保守コストが膨大であるという問題がある.特に,Web アプリケーションは他のアプリケーションよりも仕様変更の頻度が高く,また,アサーションの記述に関して構造化する手法が存在していないため,可読性および変更容易性が低下により,保守コストが増大しがちである.本稿では,Web アプリケーションの頻繁な仕様変更に対応可能なページオブジェクトデザインパターンを利用した保守性の高い内部 DSL および,内部 DSL に基づくテストコードを自動生成するテスティングフレームワーク DePoT を提案する.DePoT はテストコードの自動生成によりテストコードの作成コストを削減して,また,ページオブジェクトデザインパターンと内部 DSL により保守コストを削減する.我々は被験者実験における従来手法との比較を通して,DePoT の有用性を確認した.