HCD-Netフォーラム2015にてポスター「テストとメトリクス測定によるユーザビリティ問題予測」発表予定

柳下徹, 内田ちひろ, 鷲崎弘宜, 深澤良彰, “テストとメトリクス測定によるユーザビリティ問題予測”, HCD-Netフォーラム2015, 東海大学高輪キャンパス, 2015年5月31日

Web サイトではユーザビリティを保証することが必要であり,保証の手段の1つとしてユーザビリティテストがある.ユーザビリティテストではWeb サイトの対象となるユーザに複数のタスクをこなしてもらい,問題を発見する.しかしながら,ユーザビリティテストで得られる問題点のほとんどが定性的なデータであり,どのように変更すれば問題点を改善出来るか,開発者にはわからない.その問題を解決するために,我々はIvory とHearst の研究で用いられているウェブメトリクスを用いて,ユーザビリティテストの結果とHTML 記述上の様々な静的特徴の関係を定量的に調べた.なお我々はヤフー株式会社との提携により,Yahoo!JAPAN におけるスマートフォンのWeb サイトの測定結果を用いている.本論文の貢献は次の通りである.・HTML記述をウェブメトリクスを用いて測定することで,開発段階において,ユーザビリティの低いWebサイトを開発することを防ぐことが出来る.・リリース済みのWebサイトを改善する際に,何を改善すべきなのか示すことが出来る.