2014年の振り返り、および、2015年の抱負


「早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所および鷲崎研究室・高信頼ソフトウェア: 2014年の振り返り、および、2015年の抱負」

研究グループの構成、研究業績、イベント・コミュニティ貢献の観点から、以下に2014年を振り返り、2015年の抱負を述べます。

*私たちの構成*
2014: 昨年は、昨年1月に予見した通り、中国、タイ、シンガポールから複数の国際学生が新たに加わりました。

2015: 今年も引き続き様々な国々からの国際学生の参加を期待しています。多様な背景、文化、マインドセットを持つメンバが集うことで、我々のグループは創造性を含む様々な面でより強化されます。

*研究業績*
2014: 昨年我々は論文誌論文3編 (国際論文誌2編、和文国内1編)、国際会議発表・論文26編 (CORE Rank A会議1編、Rank B 11編、Rank C 3編、CORE Rankなし会議11編)を発表しました。昨年1月1日に目標として掲げた数字は論文誌7編 (国際論文誌3編以上を含む)、国際会議20編 (CORE Rank A会議2編以上、Rank B会議10編以上)でした。国際会議における発表は総数として目標を上回りましたが、論文誌とCORE Rank A会議については目標を下回りました。しかしながら、2015年中に3編の論文誌論文が採択済みであることから、目標に対してまずまずの達成であったと自己評価します。さらに昨年は、多くの研究を13の産業界・学術界パートナーとの共同研究として進め、パートナー等における成果の利用が開始された点も特筆に値します。

2015: 今年我々は、昨年と同じビジョン「堅固な理論に基づくソフトウェア開発プラクティスの実現」を持って、13以上の産業界・学術界パートナーと協調しながら、競争的資金を獲得しつつ研究を進めます。理論に裏打ちされた独創的かつアクショナブルなソフトウェアエンジニアリング手法・ツールにより、ソフトウェアエンジニアリングの産業界および学術界に貢献します。よりインパクトのある論文をより良い場所で発表します。具体的には、論文誌7編 (国際論文誌3編以上を含む)、国際会議20編 (CORE Rank A会議2編以上、Rank B会議10編以上)を目標とします。幸いにも、2015年中に3編の論文誌論文が採択済みです。我々の研究成果の多くが手法、プラクティス、ツールといった形で、研究パートナーとの連携を通じて実際に用いられ価値を生み出すことを目指します。研究連携について、私は今年後半に3ヶ月ほど、研究に優れたモントリオール理工科大学に滞在する予定です。それにより国際的な観点から我々の研究をより加速し強化することを目指します。無論、私の滞在中もオンライン会合システムを活用して、研究会合やゼミを継続する予定です。

*イベント・コミュニティ貢献*
2014: 多くのご支援ご協力の元、次にあげる多くのプログラミング・エンジニアリングコンテストを開催あるいは開催に貢献してきました: ACM ICPC 2014 Asia Tokyo Regional ContestETロボコン2014東京地区大会Hack U早稲田大学2014情報処理学会SamurAI Coding 2014-15。加えて我々は、次を含む多くの会議を開催あるいは開催に貢献してきました: AsianPLoP 2014XP祭り2014SEMAT日本支部勉強会

2015: 今年我々は、プログラミングコンテストである情報処理学会SamurAI Coding 2014-15(予選締切1月12日21:00 JST、決勝3月18日)の開催に貢献することを続けます。また我々は、次を含む多くの会議を開催あるいは開催に貢献します: 早稲田大学&フラウンフォーファIESE & IPA/SEC共催セミナー「データに裏付けられたIT経営とソフトウェア品質」(2月19日)、AsianPLoP 2015(3月5-7日)、第32回日本ソフトウェア科学会大会(9月8-11日)。これらのイベントやコミュニティの開催や開催支援を通じて我々は研究成果を発信し、外部社会へと貢献するとともに繋がりを広げていきます。さらに私は本日付でIEEE Computer Society Japan ChapterのChairに就任しました。IEEE CS主催・共催イベントや表彰を通じて、IEEE CSの認知を広めるとともに情報技術の研究および産業の発展に貢献してまいります。

鷲崎 弘宜
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長