論文”情報システム開発の実践的講座におけるチーム構成と教育効果の関係”が論文誌「工学教育」PBL特集号に採択されました。

伊永祥太, 鷲崎弘宜, 吉田裕介, 筧捷彦, 深澤良彰, 山戸昭三, 大久保雅司, 玉木学, “情報システム開発の実践的講座におけるチーム構成と教育効果の関係”, 工学教育, Vol.61, No.X, pp.XX-YY, 日本工学教育協会, 2013. (PDF, 工学教育2013.pdf)

概要

実務経験を持たない大学生を対象とした演習中心の情報システムの受発注に関する実践的講座において,教育効果を高めるための適切なチーム構成の方法は知られていない.そこで我々は,チーム構成が教育効果にもたらす影響を分析するための枠組みを設計し,その枠組みを実際の実践的講座に適用した.適用結果の分析により,情報システム開発の実践的講座において,基礎系の知識・技能のより多い習得,議論の活発化を期待するのであれば,保全・安定因子が大きい,かつ変化や安定の指向性についてまとまったチーム構成とするとよいということがわかった.また,類似または同一講座の実施にあたり,本研究に基づいてチーム構成を適切に行うことで,望むような教育効果を得ることができると期待する.