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第2回 早稲田大学・Fraunhofer IESE共催セミナー 「データに裏付けられたIT経営とソフトウェア品質」盛況裡に終了

9月4日に「データに裏付けられたIT経営とソフトウェア品質 ~ゴール指向の測定・改善およびGQM+Strategiesの実践と国際展望~」と題して、早稲田大学、Fraunhofer IESEの共催、IPA、CSAJ、ITCAの後援によりセミナーを早稲田大学西早稲田キャンパスにて開催しました。当日は関係者を含めて70名近い参加があり盛況な会となり、情報共有と共に活発な議論がありました。参加者、講演者、関係者の皆様、有難うございました。

共催:
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
フラウンホーファー研究機構 実験的ソフトウェア工学研究所(Fraunhofer IESE)
後援:
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部 ソフトウェア高信頼化センター
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会
日時: 2015年9月4日(金)13:30-17:30(終了後、懇親会)
場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス57号館201教室
参加者: 関係者含め約70名(セミナー)

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ETロボコン2015 東京地区大会パンフレットに寄稿「皆で、モデルで、論じましょう!」

鷲崎弘宜、“皆で、モデルで、論じましょう!”、ETロボコン2015 東京地区大会パンフレット、2015年9月

ETロボコンは、競技者がモデルを活用して、スマートなロボット・組込みソフトウェアシステムの企画、開発、運用の技術と知識、そしてチーム・マネジメントの総合力を磨き、競う世界的にユニークなコンテストです。IoT時代の到来により「ものづくり」のあり方がアップデートされようという今日、本コンテストもまたイノベーター部門の新設等により年々アップデートされ、ものづくりの基礎から応用さらにはイノベーションまで失敗を恐れずチャレンジできる機会として価値をますます高めつつあります。
一方で、歴史を紐解くと、モデルの概念はプラトンにまで遡ることができます(日高ら『モデル駆動工学の歴史と背景』コンピュータソフトウェア2012)。プラトンは蝶番や用水路を用いて、直接触れない脊椎や血管を議論しました。私たちは2300年後、主に図面を用いて、やはり直接触れないソフトウェアやシステムを議論しています。2300年前と現代では技術的に異なるようで、モデルにより論ずるという取り組みに何ら違いはありません。そして、その価値はシステムが複雑化し境界が不明瞭となりつつあるなか、ますます高まっています。
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所は「理論に裏打ちされたプラクティスの実現」をビジョンとして掲げ、国内外組織との連携のもと、モデリングを中心として、ソフトウェアエンジニアリングの研究開発、教育、社会展開に務めています。その一環として、引き続き東京地区大会を支援させていただけることに感謝します。
スポンサーの皆様、関係者・スタッフの皆様、参加者の皆様、そしてご来場の皆様、ぜひモデルを用いて、スマートなロボットや組込みシステム・サービスの未来を一緒に論じましょう。

早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
所長 鷲崎 弘宜

『ゴール&ストラテジ入門 – 残念なシステムの無くし方』9月4日セミナーにて先行・割引販売

GQM+Strategies本『ゴール&ストラテジ入門 – 残念なシステムの無くし方』9月4日セミナーにて先行・割引販売決定。

Amazonにて予約の始まった『ゴール&ストラテジ入門 – 残念なシステムの無くし方』ですが(9月10日発売)、発行元オーム社さんのご厚意により9月4日 早稲田・Fraunhofer IESE共催の無料セミナー「データに裏付けられたIT経営とソフトウェア品質」にて割引販売をいただけることになりました。原著者のJens(や翻訳陣)と交流いただき質問等を直接ぶつけていただくこともできますので、ぜひお越しください。懇親会にもいらっしゃればJensからサインもおそらくその場でいただけます。

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「クラウドサービスの開発と運用においてセキュリティとプライバシを扱うためのメタモデル」コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)にて発表予定

鷲崎 弘宜、福本 創太、山本 美聡、芳澤 正敏、大久保 隆夫、小形 真平、海谷 治彦、加藤 岳久、櫨山 淳雄、吉岡 信和、“クラウドサービスの開発と運用においてセキュリティとプライバシを扱うためのメタモデル”コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)、長崎ブリックホール、2015年10月21日(水) ~ 10月23日(金)

我々は、クラウドサービスにおけるセキュリティやプライバシを扱うメタモデルを定義する。同メタモデルを参照することで、一貫した形で効率的に事例やパターン、プラクティスといった事実や実証済みの知識を記述整理できる。記述整理した結果を知識ベースとして参照することにより、クラウドサービスの要求定義、設計、実装、運用、保守のあらゆるフェーズにおいて事実や実証済みの知識に基づいたセキュリティとプライバシの組み入れ、確認、改善を支援できる。さらにそれらを、同一のメタモデルに基づき、実装の詳細に立ち入らない参照アーキテクチャ上で一貫かつ追跡可能な形で実現することを支援できる。

「形式検証を用いた攻撃分析フレームワークの提案」コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)にて共著発表

大久保隆夫、海谷治彦、鷲崎弘宣、吉岡信和、”形式検証を用いた攻撃分析フレームワークの提案”、コンピュータセキュリティシンポジウム2015 (CSS2015)、長崎ブリックホール、2015年10月21日(水) ~ 10月23日(金)

Focused Group Proposal titled “Improving Writer’s Workshop by Introducing Checklists and Perspectives” accepted at PLoP 2015

Tian Xia, Joseph Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “Improving Writer’s Workshop by Introducing Checklists and Perspectives,” Focused Group on 25 Oct, 22nd Conference on Pattern Languages of Programs Conference 2015 (PLoP 2015), October 24-26, Pittsburgh, Pennsylvania, USA.

「PBL活動を行う学生チームへの実装と支援の留意点」ソフトウェア科学会第32回大会にて共著発表

山戸昭三(愛媛大学), 鷲崎弘宜, “PBL活動を行う学生チームへの実装と支援の留意点”, 日本ソフトウェア科学会第32回大会, 早稲田大学, 2015年9月8-11日.

現実社会で活動している企業の課題に対して,IT システムを提供し活用することによって,解決しようとするPBL手法は,学生にとって多くの学びが期待される.教員は,学生チームの自律的な活動だけに任せるのではなく,より多くの教育効果が得られるように,顧客役の選定段階からIT ソリューションの顧客役への引継ぎまで,適時,適切な教育と支援が求められる.本論文では,筆者の経験と知識をもとに,学生チームへの教育と支援の留意点を論述する.