日本オペレーションズ・リサーチ学会 信頼性研究会にて「測定と予測を通じたソフトウェア品質評価と改善の実践的取り組み」と題して鷲崎准教授が講演。

鷲崎弘宜、測定と予測を通じたソフトウェア品質評価と改善の実践的取り組み、日本オペレーションズ・リサーチ学会 信頼性研究会、早稲田大学早稲田キャンパス、2015年6月20日.

講師:鷲崎 弘宜 氏 (早稲田大学)
題目:測定と予測を通じたソフトウェア品質評価と改善の実践的取り組み
概要:ソフトウェアの品質を測定評価し,改善に向けて取り組む際の落とし穴とコツを,様々な企業における実践事例を交えて解説します.具体的には,ゴール指向の定義やメトリクスシステムの改善,ダッシュボード等について言及します.さらにソフトウェアの信頼性にフォーカスして,不確実性を考慮した独自の信頼性モデルに基づき予測する取り組みを紹介します.

セキュリティ、プライバシー向け共通問題EMSsecの提案、電子情報通信学会 知能ソフトウェア工学研究会7月研究会にて

大久保隆夫、海谷治彦、鷲崎弘宣、小形真平、柿崎淑郎、櫨山淳雄、吉岡信和、”セキュリティ、プライバシー向け共通問題EMSsecの提案”、電子情報通信学会 知能ソフトウェア工学研究会、札幌市教育文化会館、2015年7月22-24日 (to appear)

類似プロダクトでのテスト実行履歴を用いたブラックボックステストにおけるテスト優先度付け、SQiPシンポジウムにて発表予定

野口 直寛, 鷲崎 弘宜, 深澤 良彰, 佐藤 孝俊, 太田 健一郎, “類似プロダクトでのテスト実行履歴を用いたブラックボックステストにおけるテスト優先度付け”, ソフトウェア品質シンポジウム2015(SQiPシンポジウム2015), 東洋大学 白山キャンパス, 2015年9月16-18日.(to appear)

テストケースの実行順序は、しばしば勘や経験に依存して決定されることがあるが、そのような場合にはブロッカーバグがテスト実行の後期に発見され、その修正待ちによりテスト実行が遅延するといった問題が発生する可能性がある。ゆえに、テストケースの優先度付けを行うことで実行順序を最適化し、深刻なバグをより早期に発見できるようになることが望ましい。また、ソフトウェアテストの外部委託市場は世界的にも拡大が予期されている[1]が、そうした第三者テストにおいてテストはしばしばブラックボックスに実施される。しかしながら、ブラックボックステストにおいてテストケースの優先度付けを行う方法は、最適化に利用できる情報が限られていることもあり既存研究において充分に明らかではない。我々は、過去の類似プロダクトにおけるテスト実行結果を利用し、新規プロダクトにおいてブラックボックスに実施される単体・結合テストのテストケースを蟻コロニー最適化を用いて優先度付けする枠組みを提案する。なお、本件のアイディアはICST 2015において発表済みであるが[2]、それに加え本稿では未発表である実開発における適用の工夫および結果の詳細について報告を行う。

[1] NASSCOM, “Research & Intelligence: Software Testing – Shifting from Functional to Business Assurance”, 2011.
[2] Tadahiro Noguchi, Hironori Washizaki, Yoshiaki Fukazawa, Atsutoshi Sato, Kenichiro Ota, “History-Based Test Case Prioritization for Black Box Testing using Ant Colony Optimization,”ICST 2015, Testing in Practice track, 2015.

RepositoryProbe: リポジトリマイニングのためのデータセット作成支援ツール、コンピュータソフトウェア誌に採択

高澤 亮平、坂本 一憲、鷲崎 弘宜、深澤 良彰、”RepositoryProbe: リポジトリマイニングのためのデータセット作成支援ツール”、コンピュータソフトウェア、日本ソフトウェア科学会、Vol.32、2015. (to appear)

ソフトウェアの成果物を対象に分析を行うリポジトリマイニングの研究が盛んに行われている。しかし、数多くの公開されているプロジェクトから、分析の対象とする規模、言語、用途などを満たすプロジェクトを探すことは困難な作業である。そこで我々は、リポジトリマイニングのためのデータセット作成支援ツールを提案する。プロジェクト共有ウェブサービス上で特定の条件を指定して検索を行うことで、目的のプロジェクト群を容易に見つけ出すことが可能となり、データセットの構築を支援する。また、ウェブサービス上のデータを取得することで、オープンソースにおける開発に関するデータの収集も行うことができる。

鷲崎准教授が第一回メタップス人工知能セミナーにてゴール指向の測定とソフトウェア品質について講演ならびにパネル討論

鷲崎 弘宜、”ゴール指向の測定によるデータに裏付けられたソフトウェア品質評価と改善”、第一回メタップス人工知能セミナー「人工知能が変革するビッグデータ解析」、2015年6月14日

測定によりソフトウェアの定量的な品質評価および改善を進める際の落とし穴とコツを、事例を交えて解説します。さらにコツを具体化した手法として、 ゴール指向の測定の枠組みであるGoal-Question-Metric(GQM)法と適用事例を 解説します。

鷲崎准教授が日科技連SQiP研究会にて講演「研究のデザイン 入門」

日科技連SQiP研究会にて「研究のデザイン 入門」と題して、研究のあり方、その良い進め方、研究論文の書き方、そしてそれにつながる一年間の研究活動について、講演させていただきました。必ずこうでなければならない、ということではありませんが、私の経験上、成功しやすい一つの見方・方法として参考となれば幸いです。

鷲崎 弘宜, “研究のデザイン 入門”, 日科技連SQiP研究会, 2015年6月12日

Understanding Inconsistencies between Text Descriptions and the Use of Privacy-sensitive Resources of Mobile Apps, accepted at SOUPS 2015 (CORE Rank B, acceptance rate 22/93=23.7%)

Takuya Watanabe, Mitsuaki Akiyama, Tetsuya Sakai, Hironori Washizaki, and Tatsuya Mori, “Understanding Inconsistencies between Text Descriptions and the Use of Privacy-sensitive Resources of Mobile Apps,” Proceedings of the 11th Symposium on Usable Privacy and Security (SOUPS) 2015, July 2015, Ottawa, Canada. (acceptance rate 22/93=23.7%) (CORE Rank B) https://cups.cs.cmu.edu/soups/2015/

「まねっこダンス:真似て覚えるプログラミング学習ツール」コンピュータソフトウェア誌に採択

坂本 一憲、本田 澄、音森 一輝、山崎 頌平、服部 真智子、松浦 由真、高野 孝一、鷲崎 弘宜、深澤 良彰、”まねっこダンス:真似て覚えるプログラミング学習ツール”、コンピュータソフトウェア、日本ソフトウェア科学会、Vol.32、2015. (to appear)

IT技術の普及に伴いコンピュータの利活用が求められる高まる中、プログラミング基礎概念の習得が極めて重要である。プログラミングは学習時期を早めれば早めるほど効果的に学習できることが分かっているが、男子生徒と女子生徒でプログラミングを学ぶ機会を比較すると、女子生徒の方が機会が少ないという問題がある。我々はゲームを通して命令の実行順序、ループ、条件分岐の3つのプログラミング基礎概念の習得を促す学習ツールを開発した。提案ツールは女子生徒が魅力的と感じるインタフェースを備えたAndroidアプリケーションであり、スマートフォンやタブレット上で気軽に学習が可能である。さらに、無線LANおよびイヤホンジャックを経由して、くまのぬいぐるみやダンボールでできたキャラクタなど実物を動かす機能を備えており、初学者が楽しくプログラミングを学ぶことができる。

Focused Group Proposal titled Improving Writer’s Workshop by Introducing Checklists and Perspectives, accepted at EuroPLoP 2015 (held on July 11th).

Tian Xia, Joseph Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “Improving Writer’s Workshop by Introducing Checklists and Perspectives,” Focused Group at 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP 2015), Kloster Irsee in Bavaria, Germany, July 11, 2015. (to appear)

In this focus group, a mini Writer’s Workshop will be conducted by us. During the WW, participants will review a software pattern paper by using some software reading technique (i.e. Checklist-based Reading and Perspectives-based reading) provided by us. We also expect to have a discussion to get comments from participants on our current work and find out some possible future work. Participants who join this focus group could have an experience on using a new method to review pattern papers and discuss more about how to improve Writer’s Workshop. Also, we believe that our research could help participants in their future work by showing some important issue in pattern writing.

HCD-NetフォーラムにてWebサイトのユーザビリティメトリクスについてポスター発表

HCD-NetフォーラムにてB4内田さんがWebサイトのユーザビリティメトリクスについてポスター発表し、盛況で活発な議論がありました。

柳下徹, 内田ちひろ, 鷲崎弘宜, 深澤良彰, “テストとメトリクス測定によるユーザビリティ問題予測”, HCD-Netフォーラム2015, 東海大学高輪キャンパス, 2015年5月31日

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