SQiPシンポジウム2014にて1件の経験発表があります。

本田澄, “CIツールとリポジトリシステムを用いた欠陥数予測”, SQiPシンポジウム2014, 9月12日, 盗用大学

ソフトウェアの欠陥はリポジトリシステムによって管理されることが多くなっており、リポジトリシステムとCI(Continuous Integration)ツールを連動させ、開発からテストといったソフトウェア開発の全工程を管理することも往々にして行われている。そこで、我々はCIツールへのプラグインとして、リポジトリシステムで管理されている欠陥データから、それぞれの欠陥に対して発見した時間を取得、ソフトウェア信頼度成長曲線に適応、今後発生すると予測される欠陥数についてグラフ化を行い、CIツールにて確認できる環境の構築を行った。我々が開発したプラグインを用いることで、予測される欠陥数を定量的に把握することができ、開発者やマネージャが悩んでいた欠陥数を見積もることができ、開発の進捗状況を日々確認することができる。加えて、残りの欠陥について後どれだけの欠陥を発見すればよいか定量的な目標ができ、開発者のモチベーションの向上や維持につながることが期待される。本研究は共同研究企業とともに有効性を検証している。