“ホワイトボックス単体テストにおけるペアテスティング”が第20回 ソフトウェア工学の基礎ワークショップ FOSE 2013 in 加賀にショートペーパ採択されました。

坂本 一憲、本田 澄、鷲崎 弘宜、深澤 良彰、”ホワイトボックス単体テストにおけるペアテスティング”、第20回 ソフトウェア工学の基礎ワークショップ FOSE 2013 in 加賀、石川県加賀市山代温泉、2013年11月28-30日 (fose2013_submission_45.pdf)

ペアプログラミングはソフトウェアの品質を向上もしくはペアの相方に対する教育や知見の共有効果があることが分かっている.ペアプログラミングは2 人組のエンジニアがソフトウェアを実装する手法であり,テストの工程に適用する場合はペアテスティングと呼ばれている.しかし,既存研究ではテストの工程に限定したペアテスティングに関する議論がほとんどされておらず,実際にペアテスティングによってどの程度欠陥の検出能力が向上するのか分かっていない.本論文では,1) 2 人組のペアが2 台のパソコンで協力をしない,2) 2 人組のペアが1 台のパソコンで協力をする,3) 2 人組のペアが2 台のパソコンで協力をする,3 種類のテストコードの記述方法について,被験者による比較実験を通してどの方法が最もテストの品質に良い効果を与えるかを明らかにする.36名18 組に対する実験の結果,概してテストコードの品質は,3) 2 台で協力する場合に最も良く,2) 1 台で協力する場合に最も悪かった.